いちてるの学舎

世界で働く中で知ったこと、学んだことを発信していきます。

美容院の話、結局どう利益を出すか?生き残りをかけた戦い。

今日行った美容院が上手く経営してるんだろうなと思ったので、シェアしたいと思います。

1.アシスタントがすごく多い
まず、店に入って思った印象は、「若い女性のひと多っ!」でした。
それでいい気分になったというお話ではなく、ちゃんとカラクリがありました。

2.代表の美容師が同時に3名の客の担当をしていた
店長さん、オーナー?のイケオジがお客さんへのヒアリングや髪切りに忙しそうにくるくる店内を回っています。
その時間以外はアシスタントの若美女たちがシャンプー、マッサージ、パーマとかカラーとかをしてくれます。

→つまり人件費を最小化しているのだと思いました。少ないスタイリスト(高スキル・コスト)とアシスタント(見習い/アルバイト・低コスト)

3.1100円の会員カードがあれば、毎回15%割引
髪も切り終わり、レジ前にて。初めてのお客様に毎回説明しています!から、始まりました。
2回目の方には1100円で会員カードを販売しており、そのカード提示で毎回15%割引を受けられるとのことです。
顧客にメリットがありますし、何なら美容院市場は、ホットペッパービューティー(以下、HPB)の初回クーポン狙いでグルグルする市場です。
いかにファンを創るか(リピートさせるか)がある意味ストック的なビジネスができるかの鍵であるためそこに施策を打っていました。

4.HPBへのシェア拡散
しかも、そのカードはHBPで口コミシェアをしたならば、無料で差し上げますとのこと。
ここも顧客にとってのメリットのように見えますが、このSNS時代に一番必要な「シェア」を抑えているあたりにとても関心しました。

5.ホスピタリティは高い
もちろん、接客業ですので、店員さん気さくかつ店内おしゃれだし、趣味欄にあわせた雑誌(野球雑誌..!)持ってくるあたりは流石でした。

センスがあれば、生き残るどころかこういうローカルビジネスでも突き抜けられる時代だし、それこそ日頃受けるサービスから考えてヒントを集め、アウトプットに活かしていく必要があるよねと改めて感じた体験でした。