いちてるの学舎

世界で働く中で知ったこと、学んだことを発信していきます。

「2年前の自分へ、海外ベンチャーで働くとはどういうことだったか?(初章)」

-過去の自分に手紙を書いてもきっと届かない。
でもそれは、いつかの自分や誰かに届くことを信じて。-
 
自分の回顧録として、2年間のインドでの就業経験を通した、振り返りや気づきを記していきたいと思う。と同時に、悩みのつきない日々を送っているかもしれない誰かにとって何かヒントや前向きになるきっかけになれば、それほど嬉しいことはない。
 
初章「チャレンジの報酬」
 
大学4年生の6月。
一社目の会社が全てではないが、人生のターニングポイントである就社選択。
君は納得してない内定を抱え、心には暗雲が立ち込めていた。
機運がきて、大学時代のインターン先の会社からオファーをもらった。
新卒から海外で働けるなんて、夢にも思わなかった。
というか、海外で働きたかったかはわからなかった。
でも不安以上に、この機会を逃したら一生後悔すると直感が教えてくれた。
ずっと憧れだった社長、会社、チームで仕事が出来ること、
これから待ち受けるだろう経験や出会える人たちのことを考えると、自然と心は決まっていた。
周りのひとたちは、親身にアドバイスもくれただろう。
メディアからたくさんの有益な情報が世界を教えてくれたよね。
半分すがっていたのかもしれないが、でも最後は強い直感に引っ張られた。
 
結論、僕はその選択をした君に感謝申し上げるよ。
今の僕は、当時の君より豊かな人間だ。
辛いことも痛みも伴ったけど、
自分が背伸びしなきゃいけない環境は
僕の「足りない」を教えてくれた。
前提の違う社会での生活は、
「異なること」への理解を育んだ。
ミッションドリブンな会社での就業は、
素敵な人々との「繋がり」をもたらした。
日々の経験が、僕の考えや目に見えない資産の礎となって活きていく感覚があった。
だから君は自分で選んだ道を信じて困難にめげず踏ん張ってほしい。
 
報酬は、色んな形で君の周りに降り注いでくるから。